起立性調節障害になりやすい子の特徴
2024/05/21
皆様こんにちは、
OWL鍼灸整体院 西村です。
【OD】と呼ばれる、起立性調節障害。
10代の10人に1人が発症する自立神経系の病気です。
今回お伝えさせて頂きたいのが
【起立性調節障害になりやすい特徴】です。
起立性調節障害の主な症状
起立時(朝起きた時)にめまいや、腹痛
頭痛、吐き気、動悸、失神など
また学年や成長によって症状が違っていたりもします。
・小学生
寝つきが悪い、早朝起きれない
午前中の倦怠感、身体的な症状が多くみられます。
クラス替えや学校での人間関係に馴染めない
(友達や先生との関係性が作れない)
グループ行動など環境の変化に伴って、
孤立してしまうなどの学校でのストレスは原因の一つとして考えられます。
居場所がある仲間がいる安心だった場所が
だんだんと辛くなる場所へと変化していき、
登校も困難になってきます。
また、成長が早い子供では、小学生の高学年から二次性徴が始まり、ホルモンバランスの大きな変化、身体の急激な成長が起立性調節障害の原因となる可能性があります。
・中学生
寝つきが悪い、早朝起きれない
午前中の倦怠感、自己肯定感の低下、イライラ
保健室へ通う頻度が高くなります。
中学生は
二次性徴の真っ最中にあるため、この成長の過程で起立性調節障害を患う子どももいます。学校生活では、部活動に参加する子どもも増え、部活動での先輩後輩や顧問の先生などの人間関係に悩むことも一因になります。
また、学校生活以外にも受験勉強に向け
塾に通う子供も多くなり
塾での人間関係や受験勉強への
プレッシャーなどが原因になる場合もあります。
また家庭においても
親との関係性がうまくいかなくなります。
これは成長する過程での思春期と重なることによる原因のひとつです。
・高校生
午前中の授業に集中できず学力が低下
保健室へ通う頻度が高くなります。
二次性徴が終わる頃ではありますが、
高校生低学年では依然ホルモンバランスや身体の成長が継続しており一因になります。
高校生になると、部活動やその他の学校行事も
多くなり(文化祭や体育際)予備校での人間関係、受験・今後の人生を左右する選択への
プレッシャーなどが強くなる時期でもあります。
また徹夜で勉強をすることで
睡眠時間が短くなってしまう場合もあり、
複合的な要因で起立性調節障害を発症するリスクを秘めています。
このように
学童期から思春期の子どもに多く
またそれぞれの成長で症状や日々のストレスなどが変わってみられます。
では特徴としてどのような性格が
起立性調節障害になる傾向があるのでしょうか?
起立性調節障害は、
発症した子どもの親も
かつては起立性調節障害だったということも多くあり、起立性調節障害で悩む患者の約半数に遺伝の可能性が考えられています。
また、起立性調節障害を発症する男女比は、
男子1に対して女子は1.5〜2となっていて、
女子の方が発症する割合が
若干高くなっています。
他にも、朝が苦手な人、よく立ちくらみがする人
酔いやすい人は生まれつき自律神経の働きが弱く、発症しやすい傾向にあります。
【性格面】
真面目で責任感の強い人や周りに気を遣いすぎる人など、頑張りすぎる
常日頃から精神的ストレスを受けやすいタイプの人も、発症の主な原因である自律神経の乱れが起こりやすくなります。
家庭内にて学校での出来事を全く話さない
表情があまりみられなくなったなどの
子どもは学校での人間関係などの悩みを
一人で抱え込む傾向があり注意が必要です。
受験勉強真っ最中や学校での環境が変化する
新学期、部活動に参加し始めた時期などは
特に人間関係などに大きな変化が見られやすい時期であるため注意して観察しましょう。
ひび日頃からの
コミュニケーションを必ずとり
その変化に気づいてあげることが大事です。
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